第60号
平成22年(2010年)9月15日 発行




猛暑去り、学習の秋来る!

残暑お見舞い申し上げます

平成22年度 教養講座終わる

 
 4月、入学式後に金子努先生(県立広島大学)から「自分らしく生きる」と題して、介護のお世話にならないため、いかにすべきかの「記念講演」を聞いてスタートした本年度の学習も45%を消化した。
 また恒例の教養講座は9月6日の第4回をもって終了した。


 「消費者被害への警告」、「笑いの大切さ啓もう」、「脳卒中予防のお話」、「いきいきシニアライフ・運動の大切さ」いずれも私たち高齢者にとって大変有意義な講演内容でした。


 第1回 5月31日  

 「高齢者の消費者被害」

 講師  松下宗生氏 (廣島弁護士会所属)

 ・催眠商法:雰囲気に酔わす    ・健康商法:薬を売りつける   

 ・次々商法:白アリ対策. 
      ・送りつけ商法:生鮮食品
     
 ・振り込め詐欺:
オレ・オレ.
最近は警察官・銀行員・弁士・役所などを騙って、手口が巧妙になり被害が後を絶たない。

被害の起きる原因は、高齢者の3大不安「お金」「健康」「孤独」に付け込まれる。

被害にあわない心構え

・即断しない
こと。 1日置く。

断る時は「はっきり」断る

 
 
第2回 6月21日

 「すべての人が自分らしく生きて行くために」

  講師 タイニーエッグズ  吉野紫小枝さん

 (芸名 七色亭紫陽花)  狩山満香りさん

 
 七色亭紫陽花さんの「落語」と狩山満香さんの「トーク」という変わった形式の講演会で満員の会場を「笑いと拍手」の渦に包みこんだ。

 まず落語で「笑い」の効能から始まり、息を吸いながらの笑いはだめで、息を吐きながら声を出して「はっきり」笑いなさい。

 続いてお馴染みの噺。
「過去は変えられないが、未来と自分は変えられる。」諦め、我慢の人生を、お互いの理解で「自分らしく生きよう」と狩山さんのトーク。


  ・い:「いのち」の「い」の字はいい(良い)加減に生きる ・の:「いのち」の「の」 の字はのんびり、のんきに生きる

 ・ち:「いのち」の「ち」の字 はチャレンジ、チャンスで生きる この歌をみんなで 手拍子を取って歌い、閉会した。


   第3回8月2日

 「脳卒中の防止について」

      講師 安松義晃 先生 (宮浦クリニック 院長)


   山田脳外科時代からのデータに基づいて作成されたスライドを使用して脳卒中(脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血)予防の重要性について話された。

特に脳卒中の要因は生活習慣によるものがほとんどと強調された。


   脳卒中予防十か条

1、手始めに 高血圧から 治 しましょう

2、糖尿病 放っておいたら   悔い残る

 3、不整脈 見つかり次第  すぐ受診

 4、予防には タバコを止める  意志を持て

 5、アルコール 控えは薬 過ぎれば毒

 6、高すぎる コレステロール も見逃すな

 7、お食事の 塩分・脂肪控えめに

 8、体力に 合った運動 続け よう

 9、万病の 引き金になる 太り過ぎ

 10、脳卒中 起きたらすぐに 病院へ


  
 
第4回 9月6日

  「いきいきシニアライフをめざして」

  講師 石井 康夫氏 (笠岡市役所勤務)

 講師の石井 先生は大阪体育大学を卒業され、現在ヘルスケア指導者として、「健康づくりと運動について」幅広く活動されています。 講演は健康と運動の大切さを理論的に説明され、後半は限られた座席の位置ながら、ストレッチで筋肉をほぐす運動で効果を体感した。

 *健康であるためのテーマ                                                                      
 ・貯筋
(筋肉を蓄える)  
 ・貯脳(ボケにならない)

 *健康を保つ3要素(長生き)  
 ・栄養 ・休養 ・運動
  加齢によって筋肉は萎縮して機能が低下する。(老化)
  基礎代謝量も小さく   な るので、食べ過ぎると脂肪がたまる。

 *運動の3つの要素   
 ・柔軟性・筋力・心肺持久力
 3要素は相互に関連があり、ウォーキングが一   番である。

 *運動をするためのポイント  
 ・強度:適度・・・  
 220‐(年齢)=最大脈拍数 ×70%
  ・時間(継続):30〜60分   
  ・頻度:3回以上/週

 *老化は足から
 ・足は第2の心臓
 ・足の筋肉は機能低下しやすく、脳と連動していて、歩けなくなると呆ける。

 *ストレッチ(筋肉柔軟体操)  ・首・背中・腕・腰・足


老大コース紹介

 いっしょにやってみませんか

大正琴   
 
 講師 仁井田 清子

 私が50歳になった時、子どもも結婚し、なにか趣味を持とうと思っていた時、友人から大正琴に誘われました。
始めて行った県大会で、大正琴の陰影のある音色が、私の心に懐かしく響きました。

この小さな伝統楽器は、弾く楽しみと、仲間との演奏する喜びを与えてくれます。

 大正琴は手軽に運べ、また手軽に弾け、練習を重ねることによって、芸術の域にまで達することが出来ます。
実に奥行きのある楽器です。

 今日のように、不況、低迷の続く好ましくない世相を乗り切るために、人々は心に潤いと豊かさを求め、音楽を選びます。
大正琴は数字譜で、だれにでも演奏を楽しむことが出来ます。始めて老大に入学された方も、1年目は少し戸惑いもあるようですが、2年目に入る頃は先輩の皆さんと同じように上達されます。

 老大生の皆さんが、お互いに助け合いながら、心が一つになって演奏する姿はとても気持ちの良いことです。
 私も老大にお世話になって足掛け8年になります。

 いろいろハプニングがありました。そのつど、生徒の皆さんの励ましと協力によって今日まで頑張って来られました。 これからも元気で皆さんといっしょに大正琴を続けて行きたいと思います 。



3B体操
  
講師 茂浦口 照子

  ボール・ベル・ベルだ―、3つの頭文字のBを取り、それぞれの用具を運動の助けとして使用しながら、すべての動 きをいろいろなジャンルの音楽に合わせて、仲間と楽しく行う健康体操です。

  またスローガンとして

@健康で安らかな心、

A健康で美しく、

B健康で美しく老いる、この3つを掲げています。        

  また用具の特性として、ボールの効果は、まるみ、はずみ、ころがり、重さ等を利用して腹筋背筋を強化し内臓の 働きを促進します。

  ベルは空間のクッションを利用して体の緊張と弛緩を感じ取ったり、軽さを利用して失われた身体機能の回復と促  進をはかります。

 ベルターは伸び縮みを利用して関節の稼働域を拡げ筋肉の伸展をはかることで全身を整えながら柔軟な体づくりに役立ちます。
  教室が老大に取り入れられて7年目を迎えました。皆様と若々しく、はつらつとすこやかに生きるために楽しみながら健康づくりに励みたいと願いつつ、頑張っております。


 ご存じですか?ぴろり菌

      
水野 かおり

 これまで、関心もなく、重要視されなかった「ピロリ菌」 この菌によって胃炎・胃潰瘍が引き起こされることが、わかってきました。

 免疫が不十分な子供の頃、経口的に感染しています。上下水道が、整備されていない国や、地域で感染率が高く、先進国では、日本だけが特別高く50歳以上では、80%近く若年層は、先進国なみ15%程度という。 

 今回、胃の内視鏡検査でポリープとピロリ菌が発見され、ピロリ菌駆除剤を服用、除菌に成功。ポリープは良性だったので自然消滅するとのことでした。

  ピロリ菌の駆除に成功すると

● 何度も再発を繰り返して いた、潰瘍の再発がおさえられる。

● 維持療法(再発予防のための薬を飲み続けること)が必要 なくなる。

● 胃癌も、ピロリ菌がいる人のほうが高い発生率だそうです。
  (胃癌予防には、ピロリ菌駆除が必要 とNHKの「ためしてがってん」でも聞きました)

      ピロリ菌感染診断の検査

● 内視鏡を使い採取した組織中のピロリ菌を調べる検査

● 吐き出された息からピロリ菌を調べる検査

● 血液や、尿などを採取してピロリ菌を調べる検査 除菌治療(3剤併用法) 殺菌作用のある、抗
    生剤を2種類と、胃酸を抑えるプロトンポンプ阻害剤の3剤を1週間服用し、除菌療法後1ヵ月
    以上経過後、除菌判定試験を行います。

     除菌不成功の場合は、再除菌が実施されます。




老人大学大掃除


  8月22日(日)恒例の大掃 除が行われた。学長をはじめ、 事務局の皆さん、ならびに約 160名の方が自主参加され、各 教室・トイレ・屋内運動場・ 駐車場・校舎周りの受け持ち 区域に分かれて清掃、草取り を行った。

 当日は朝から暑い日でした が、1時間半の作業で汗を流 し、準備されたお茶でのどを潤した。 お陰で内外共にきれいになり気持ちよく後半の学習ができる。 参加の皆さん大変ご苦労さまでした。

 
                                                                                         
 いつもお気遣いをいただいています眞田報公会(眞田貴美子)様から今年もご寄付を頂きました。 近々、創立四十年記念行事の際、有意義に活用させて頂きます。 ありがとうございました。







編集後記

  残暑お見舞い申し上げます。
   大きな災害をもたらした豪雨の後の、各地の記録を塗り替えた猛暑が、ようやく去りました。  
    被爆・終戦から65年の節目にあたり、真の平和を祈りました。
 
    本郷花火、三原やっさ、鷺島トライアスロンなど各地の夏のイベントも無事終わり、大掃除できれいになっ     た学び舎で大学祭に向けて、学習の成果をまとめましょう。

   「老大ふれあい」発行も先輩諸氏のご努力で15年を数え、今回第60号の発行となりました。編集はパソコ    ン院Dが担当しました。投稿、借稿いただいた皆様にお礼申し上げます。次号もよろしくお願いします。
                                                               (中山)