第66号
平成24年(2012年)3月1日 発行
「老いてこそ輝く人生」     三原市老人大学  学長  白須義人

 学生、大学院生の皆さんは、平成23年度のすべての課程を修了され、今年度お元気で本大学39回目の修了式を迎えられました。心からお祝い申し上げます。そして、平成24年度もお元気で楽しい学習ができることを願っております。  

 私も、書道かなコースと水彩画コースで楽しく学ばせてもらいました。熱意溢れ愛情豊かな講師の先生と、同じ趣味をもって語り合える仲間とに恵まれて、心身の老いを感じながらも貴重な充実した1年間を過ごすことができました。生涯学び続けることができる三原市老人大学に感謝の気持ちで一杯です。  

 さて、曽野綾子さんの「人生の収穫」を読みました。私なりに読み取ったことを書いてみます。

 人生では、上手くいって嬉しかったこと、楽しかったこと、失敗して辛かったこと、恥をかいたこと悲しかったこと、素晴らしい出会いに感激したこと、愛する人と別れ悲しんだこと、その他辛かったこと、しんどかったこと、などなど私たちはいろんな体験を積んできました。その体験すべてが知恵になり生きる力になっています。成功したことよりも、失敗したことの方が多くの知恵を与えてくれたはずです。だから老いてこそ人生は知恵の輝きを増すのです。

 殊に、慎ましい戦前、貧しい戦後を生きたものは、お国のため、家族のために命を賭して出征した辛い厳しい体験、身内を戦地に送り出す身を切るような体験、訃報を手に茫然自失した辛さ悲しさなどを体験しました。空腹を抱えた子供たちに少しでも多く食べさせようと自分の空腹を堪えて分け与えた父親母親や、それを目の当たりにした子供たちは命を繋ぐことの厳しさを体験しました。

 このような体験をもつ高齢者は、他人の別れの辛さ悲しさを自分の身に置き換えて共感できます。今夜食べるものがあるというだけで、輝くような生の実感を手にすることができます。わずかな食べ物でも分かち合い、人に喜ばれることが楽しいものだとわかります。

 物質的にはるかに豊かになったわが国は、物質的な豊かさに比例して、心が豊かになっているでしょうか。あの残酷なほどに深刻だった時代のわが国の方がはるかに心は豊かだった、といえるのではないでしょうか。

 結論として、戦前戦後を生きた人たちが最も心豊かな時代を体験し、最も知恵の輝きを放っておられるのだと・・・。

 私も思うのですが、三原市老人大学の学生、大学院生の皆さんは、最も心豊かな時代を体験され、最も輝いておられます。

 さらに、皆さんはお元気で、それぞれの目標を掲げて日々精進され、学んで輝き、伝えて輝いておられます。 この輝きを来年度へ繋げてくださることを心から祈念しております。  
 
 
 
 
 
事務局だより  

 創立40周年記念事業の 実施について    

1、提案の主旨

昭和48(1972)年6月13日、三原市高齢者福祉教室として産声をあげ、開設当初65歳以上を対象として発足。昭和49年4月、三原市老人福祉大学に改称。明けて、昭和50年4月、三原市老人大学に改称、今日に至っているが、この間幾多の課題を克服しながら平成14年11月、三原市老人大学創立30周年記念式典を実施。それから数えて平成24年度は輝かしい創立40周年という記念の年となる。

 つきましては、この機会を捉えて、ささやかではありますが上記の記念事業を実施するために、次の方々に実行委員会役員を委嘱いたしましたので、ご協力のほどよろしくお願い致します。

2、実行委員会の組織 (代表委員会から委嘱)

  ・実行委員長 羽藤文雄さん ハーモニカコース代表 小坂町

  ・副委員長 仁田雅司さん 本郷パソコン代表 本郷南

  ・副委員長 木村節子さん 大和絵手紙コース 代表 大和町

3、記念事業の具体的実施内容    (詳細は検討委員会で)

@ 入 学 式

 ★平成24年度入学式    4月13日(金)

 ★三原市老人大学「創立40周年記念表彰」  

  式 後 ・三原市老人大学「創立40周年記念講演会」 前三原市老人大学学長 守安 博幸さま

A大学祭(兼、生涯学習フェス ティバル)  
 ★平成24年10月27日(土)・28日(日) 大学祭三原市老人大学「創立40周年」

B 平成24年度修了式
 ★平成25年3月7日(木)
  ・老大創立40周年記念誌(平成24年度「あゆみ」第 38集)発行
  ・創立40周年記念品

C 予算措置について

  ・校旗新調等に伴う予算的措置
  ・積立金。寄付及び学生のカンパ
  ・その他の諸経費について は平成24年度当初予算から。  
 
 
 
 
 
佐木島寸景                              パソコン院4      安棟 勝  

 ある日、島のパン屋さんにパンを買いに行く途中にある岩礁(この岩礁には、干潮時によく水鳥が止まっている)に、今日は止まっていないかな?と目をやったらいました。  

 「うみ鵜」です。そこへ運よく一隻の「刺し網漁船」が来ました。カメラを持っているのを思い出して、チャンスとばかりに、網を降ろしながらゆっくりと進んでゆく船と、それをじっと眺めている「うみ鵜」の動きを興味深く狙っていました。その画面の中に向うから1羽の大きな鳥が入って来ました!  

 「チャンス!」と、急いでシャッターを切ったのがこの1枚です。多分アオ鷺でしょう。 唯それだけの写真ですが、偶然にしか撮れない1枚です。カメラは持ち歩くものだな!と感じた1枚です。  
 
 
 
 
 コース紹介
続けて楽しい絵手紙                      絵手紙コース  宮畑 明文


 絵手紙には手本はありません。現物を見て一発勝負で描きます。失敗もなく描き直しもありません。だから筆をもったら真剣勝負です。

 墨筆の先に神経を集中して、最初に筆を下ろすとき、緊張感が走ります。先生は「毛先3本に集中して」と言われます。描き始めて「しまった!」と思っても止めることはできません。そのまま描き続けるしかありません、失敗はないのですから。  

 それでも出来上がってみると、結構面白いものが出来ているから楽しいのです。「下手は下手なりに」と云うよりも、絵手紙では「ヘタでいい、ヘタがいい」と云う小池先生の言葉に親しみを感じてとっつきやすい。

 何よりも手軽にできることと、いつでもどこでも描きたいと思うときにできることがいい。

 このコースは絵手紙の盛んな、尾道市の松本若根先生の指導を受けています。今年は新入生15名が加わり41名となって、クラスの雰囲気が活き活きしてきたように思います。 

 自分は今、5年目ですが、もっと永く続けている人が何人もおられます。絵手紙は続けていくうちに、楽しみが増してくるように感じます。

 経験年数は様々ですが、ベテランと新人では、絵の出来栄えには差がありますが、作品は描き手の個性があって、なかなか面白いものです。どちらがいい、悪いという判断はできません。 「ヘタでいい、ヘタがいい」の本来の意味「一生懸命の下手さならいい」「大きく巧いということは拙いように見える」という小池先生の言葉が、なんとなく解るような気がします。

 教室では絵手紙を描いたら、全員が前のボードに貼って、1枚1枚先生の講評を受けます。これが楽しくてみんな前の方へ寄って聞きます。先生から「これはなかなかいいですね。この色や線が良く描かれています」と褒められて嬉しく、「この字は間違っていませんか?このように書いてくださいね」 など、厳しい講評にあっても納得。講評の合間、合間にユーモアがあり、教室内に大きな笑い声が広がります。楽しく明るい絵手紙教室です。  
 
 
 
 
 
古布集めから              パッチワークコース  山崎 保子

パッチワークコースは23度の新コースです。古布集めからはじまり、講師よりプリントを受け、製図し、型紙を作り、布を選んで表布、芯、裏布と3枚合わせる。そして型紙に縫い代をとって裁断する。他の物づくりと異なることは、製図してそれをもとに計算し、制作することです。

 今まで残り布を合わせ、小布で袋物を作ったりしていたものが、学習のおかげで恥ずかしくない小袋ができております。今は小物づくりがやっとですが、玄関に敷く大物が作れるよう学習に励みたいと思います。

 現在は古いものを捨てて家中を片付けている娘たちに、私の部屋はごみ屋敷と言われています。古いものを大切にするのはいいことですが、これを利用して、脳力トレーニングの訓練に、片づけも生活に取り入れながら、娘たちに古布を捨てられないようこれからも頑張っていきます。老いを防ぐ パッチワークに凝って、「古布はない・・・」と友人に頼んでいます。  
 
 
 
 
 
写真撮影旅行                 パソコン院4  吉行 幸登  

昨年の2月5日、10名が2台の車に分乗し、しまなみ街道 を通過して四国の今治に渡る。四国の北部を東上し、香川県 三豊市詫間町にある荘内半島 を北上、先端の三崎に到着する。 奇麗な砂浜の海岸である。「よ うこそ花と浦島の里 詫間町 へ」と書かれた大きな看板が建 てられている。読んでみると、 浦島太郎がこの地で生まれ、生 活していたと説明されている。 

 少し離れたところには、コンクリートで造られた龍宮城のような建物がある。近づいてみるとトイレだ。しかも水洗である。ユニークな発想である。

 続く白砂と一面の穏やかな海を眺めていると、浦島伝説が生れても不思議ではない。

 美しい夕日と伝説の詫間には、毎年写真愛好家をはじめ多くの人々が訪れるという。

 夕日がだんだん海面に近づいてきている。私が予想していた地点まで太陽が沈んでくる。シャッターチャンスだ。夢中でシャッターを切る。誰もみな真剣そのものだ。遂に太陽は海中に消える。皆が歓声をあげる。それぞれに満足のいく写真が撮れたのだろう。その時のみんなの笑顔が忘れられない。  
 
 
 
 
 
東京スカイツリー見学                     パソコン院4   海本 哲博  

  朝早く岡山空港まで行きボーイング787新型機でいざ出発、ところが機器故障の為、40分送れて飛び立つ。羽田に着くまで心配で、着いた時には冷や汗が出ていた。さて此処から東京タワーへ、何回行っても変わらず途中から階段で降りる。これは皆さんに進めたい。色々なイベントが・・・。途中でサル&一輪車、の曲芸も見られた。年を取るとなんとなく興味がわく。一路ホテルへ、夜の銀座を散策、さすが東京、時間を忘れる。

 翌日築地市場へ、試食すること1時間、次にスカイツリーの真下で、色んな所から写真撮影、浅草のあずま橋の上からが一番いい所です。スカイツリーに昇れないのが残念。5月にはもう一度行って見たい。  
 
 
   編集後記  
 
 ビスタのコンシューマー向けパソコン(家庭・個人用)のサポートが、今年の4月10日で終了予定が、2017年4月11日迄「セキュリティー更新プログラム」は提供されると、2月20日(速報)マイクロソフトから正式に表明があったそうです。ビスタ使用者にとっては、とりあえずホットしたところです。マイクロソフトもビスタは失敗作と認めていて、Win7を開発しましたが、今年の中旬にはすでにWin8の発売が予定されています。私たちにとって頭の痛い問題です。

 今月は院4が担当しました。次回は院5が担当します。ご協力有難うございました。 (重本記)